御深井焼とは1601~1800年頃にかけて盛行した灰釉に長石を加えて透明感を高めた釉を施すともに摺絵や型打ちや貼付文を用いた陶器などを指します。1660年に名古屋城内の御深井丸で陶器が焼かれ、それを「御深井焼」と呼びました。釉薬が溜まる箇所はガラス質で透明な緑色に見えることもあり、紋様をはじめ、釉薬の美しさまで楽しむことができます。
31世 加藤唐三郎を襲名 (社)日本工芸会東海支部 理事 日本陶芸協会 常任理事 県立瀬戸窯業高等学校 非常勤講師 CBCクラブ 会員
東海伝統工芸展、日本伝統工芸展入選多数。 東海伝統工芸展奨励賞、中日賞、県知事賞、 東海伝統工芸展賞、件教育委員会賞など受賞多数。
慶長15年、19代加藤唐三郎景貞の時に、徳川家康公の命により、赤津に於いて徳川家康公ならびに尾張徳川家の御用を勤めるべく命じられました。そしてこの時に苗字を名乗ることを許され、屋敷、釜場、工場などの土地を永代拝領し、尾張城下に窯を立ててお庭(御深井丸)焼きを勤めました。以後、27世唐三郎景賢まで代々御用を勤めたと言われています。